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まもなく開始「5G」 超高速通信で暮らし変わるか

NHKニュース|NHK NEWS WEB

まもなく開始「5G」 超高速通信で暮らし変わるか

スペインで始まった世界最大規模のモバイル関連の展示会では、まもなくサービスが始まる次世代の通信方式5Gの端末やサービスが最も注目され、日本の企業も5Gを活用した遠隔医療などを披露しています。

世界各国から2400以上の企業などが参加しスペイン バルセロナで25日、開幕した展示会では、日本でもことし試験サービスが始まる5Gが最も注目されています。

イギリスの通信会社ボーダフォンは、離れた場所で演奏されている楽器の音声が5Gでは「遅れ」なく伝わり、同じ場所で演奏しているように聞こえる様子を実演しました。

NTTドコモは、東京女子医科大学と共同で開発した移動できる車両で手術や診療を行う遠隔医療のシステムを展示しました。

5Gの高速通信で車両の中から送られてくる高画質の映像を見ながら、経験豊富な医師が遠隔で手術の進め方などを指示する仕組みで、来年春までに実証実験を始めるということです。

NTTドコモ5Gイノベーション推進室の中村武宏室長は「多くのパートナーと協力することで5Gの新しいサービスを作り上げる準備ができつつあり生活をより快適によりよくすることができると考えている」と話しています。

「5G」注目される理由は

5Gは現在のスマートフォンなどに使われている4Gに代わる新しい通信方式で、第5世代という意味です。

これまで新しい世代に切り替わるごとに通信速度が速くなり、今ではスマホで動画を見たり高画質の写真をやり取りしたりすることが当たり前になっています。

5Gになると、こうしたやり取りがさらに手軽にできるようになります。

通信速度は4Gの10倍以上で、例えば2時間の映画が3秒程度でダウンロードできるようになるとされています。

また5Gにはほかにも2つ、大きな特徴があります。
まず、通信の遅延、いわゆる「タイムラグ」が極めて小さいことです。

例えば車の自動運転では、周りの状況に関するデータが車に送られてブレーキがかかるまで、わずかな遅れも許されません。

「タイムラグ」が小さい5Gを使って、車と周囲の信号機などとの間でリアルタイムでデータをやり取りすれば、高い安全性を実現できると考えられています。

もう一つが、狭いエリアでより多くの機器を同時に接続できることです。

家の中のさまざまなものをインターネットにつなげられるのはもちろん、例えば倉庫の品物にセンサーを取り付けて、どこに何が保管されているか把握することにも活用できると期待されています。

このように5Gは、スマホの機能を高めるだけでなく、私たちの暮らしや交通、医療、生産現場など、社会の幅広い分野を大きく変える可能性があるとされています。

日本ではことし試験的に導入され、来年一部の地域でサービスが始まります。

アメリカなどすでに試験的なサービスが始まった国もあり、ことしは5G元年とも呼ばれています。

一方で5Gを利用するために、利用者は新しい端末を購入する必要があり、通信会社は通信設備の整備も必要で、普及には課題も残されています。

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