ヤマダ電機は17日、船井電機製の4Kテレビを6月2日から全国の店舗で独占販売すると発表した。東京五輪に向けて市場は伸びそうだが、テレビを手がける国内メーカーは減った。米国で実績を積んだ「FUNAI」ブランドを投入し、品ぞろえを充実させてテレビ市場の活性化を狙う。

 船井が独自開発した高画質エンジンを搭載した4Kテレビなど11モデルを発売する。録画再生機能や、ネットとつないで動画配信サービスが簡単に視聴できる機能を充実させた。価格は非公表だが、「お客さまが納得する価格」(ヤマダ幹部)。ライバルより安くなる。

 テレビ市場は、家電エコポイント制度や地デジ化に伴う買い替え需要がなくなった2011年以降、急速に縮小。代わって量販店を支えたのはスマートフォンだった。だが、総務省が値引きを規制した昨年から失速。量販各社は再び、テレビに注目している。