電子情報技術産業協会（ＪＥＩＴＡ）が25日発表した４月の民生用電子機器の国内出荷額は前年同月比9.6％増の950億円だった。リオデジャネイロ五輪の今夏の開催を控えて、テレビの買い替え需要が盛り上がっている映像機器がけん引した。

　映像機器は15.6％増の470億円。販売が好調な「４Ｋ」テレビの出荷台数は前年実績の３倍超に達した。金額ベースでは173億円となり、薄型テレビ全体（317億円）に占める割合が初めて５割を超えた。

　音声機器は1.2％増の78億円。カーナビなど車載機器は4.8％増の402億円。カーナビは出荷台数が５カ月ぶりにプラスとなり、「回復の兆しがある」（ＪＥＩＴＡ）という。