NHK春の改編「ニュース7」副島萌生アナ「ニュースウオッチ9」星麻琴アナ、キャスター抜てき
NHK春の改編「ニュース7」副島萌生アナ「ニュースウオッチ9」星麻琴アナ、キャスター抜てき
勢揃いしたNHKのキャスターたち。前列左から有馬嘉男キャスター、森花子アナウンサー、後列左から糸井羊司アナウンサー、副島萌生アナウンサー、広内仁キャスター、星麻琴アナウンサー、林田理沙アナウンサー(撮影・中島郁夫)
NHKは14日、都内の同局で定例会見を行い、今春からの番組の新年度改定について発表した。 【写真】「ニュースウオッチ9」のキャスター星麻琴アナ 平日午後3時10分から生放送新番組「午後LIVE ニュースーン」を開始する。東阪のスタジオなどから全国に放送局を持つネットワークを生かしたニュースのほか、生活情報などを届ける。これまでよりも生放送枠を増やすことで、災害など有事の際の報道に迅速に対応できるメリットも見込める。また、午後1時から同3時まで時間を拡大して「列島ニュース」を届けることも発表し、午後7時からの「ニュース7」まで約6時間半の生放送が続くことになる。 山名啓雄メディア総局長は「NHKの取材力とネットワークを生かし、全国各地からの中継なども交えながら、最新のニュースや暮らしに役立つ情報をわかりやすくお伝えします。記者やディレクターが取材したものも放送し、顔の見えるジャーナリズムを目指します」とした。また生放送枠が増えることで、「より柔軟に緊急報道に対応し、事件事故なども迅速に伝えていきます」と語った。 また、春から番組のアナウンサー人事にも動きがあり、「ニュース7」では春から産休に入る和久田麻由子アナ(35)に代わり、平日キャスターを現在「おはよう日本」に出演する副島萌生アナ(32)が担当する。「ニュースウオッチ9」は現在担当の林田理沙アナ(34)が「サタデーウオッチ9」へ移り、「日曜討論」司会を務める元TBSアナウンサーで現フリーの三雲孝江さんの実娘の星麻琴アナ(33)がキャスターに抜てきされた。 副島アナは会見で、「30年以上、視聴者のみなさんにご覧頂いて、またNHKが大事にしてきた番組を担当することに責任とプレッシャーを正直感じているところがあります」と語り「これまでキャスターを務められた先輩方や、(ともに務める)糸井(羊司)さんと違って経験も実績も乏しいところもありますが、大切にしたい思いは一緒で、人間が伝える、人が伝える血の通った言葉で情報を届けたいという思いです。NHKに入局してから世界を広げさせてもらったなと思います。経験してきたこと、感じてきたことから想像力を働かせて、糸井さん、制作陣とともにどんな言葉で、どんなトーンでどんな表現でお伝えしたら視聴者のみなさんにぬくもりをもって情報を届けられるのか、突き詰めて考えた上で30分間の番組に取り組んでいけたらいいなと思います」と力を込めた。 「ニュースウオッチ9」にはリポーターとして出演していたことがあり、キャスターとして返り咲くことになった星アナも「取材先のみなさんのおかげで番組が出せている感謝の気持ちを持って、今度はスタジオから毎日お届けできればと思います」と意気込んだ。