Perfume、NiziU、ミセス…NHK紅白歌合戦の“謎選曲”にファンからも上がる疑問の声
Perfume、NiziU、ミセス…NHK紅白歌合戦の“謎選曲”にファンからも上がる疑問の声
NHK(C)日刊ゲンダイ
NHKが22日、大晦日の「第74回NHK紅白歌合戦」の曲目を発表した。今年は紅組、白組ともに22組の出場や、テレビ放送70年を記念した特別企画「テレビが届けた名曲たち」が行われることがすでに発表されているが、曲目発表で最も多く上がっていたのが、《なぜこの曲が今選ばれたのか?》という、NHKの選曲センスに疑問を抱く声だった。 NHK紅白に多数出演「アミューズ」も赤字転落…大手芸能プロ苦境、エンタメ界に未来なし? 選曲で特に疑問が向けられているのは、4度目の出場となるNiziUが歌う2020年リリースのプレデビュー曲「Make you happy」。それと、2010年に発表されたPerfumeのライブの定番曲「FAKE IT」だろう。 《紅白曲目、Perfumeは「なぜ今この曲?」だし、NiziUはネタ切れ感満載だし》 《Mrs. GREEN APPLEのダンスホール大好きですが、じゃあなぜ去年選出されなかったのか不思議です》 《相変わらずなんでその曲なの?って思う選曲なんだけど》 《紅白の曲目、微妙やなぁ。なぜ昔の曲が多いんだい。NiziUもPerfumeも新しい曲が見たかったです》 とそれぞれのファンも含めて、NHKの選曲に困惑や残念がる声がネットでは多く見られた。 ■なぜミセスの歌唱曲が「Soranji」「ケセラセラ」じゃない? 「NiziUは新曲もしっかりリリースしているため、本デビュー前に聴きすぎて飽きているという声もある曲を今さら紅白で歌うメリットは皆無です。Perfumeに至ってはファンの間では知られていますが、一般的には知名度の低い曲です。Perfumeは当日カウントダウンライブを行う予定で、そのライブ会場から生中継されることが予想されており、ライブが盛り上がっている様子を映すための選曲であることが推察できますが、いずれにしても『なぜこの曲なの?』というハッキリとした理由が見えてこないモヤモヤ感は否めません」(音楽関係者) さらに今年初出場となるMrs. GREEN APPLEの歌唱曲が、昨年流行した「ダンスホール」という楽曲だったため、大ヒットとなった映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌「Soranji」や、ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌「ケセラセラ」などを期待していたファンからも、選曲基準への疑問の声が上がっていた。 「歌手として目立った活動のない俳優の大泉洋さんの初出場や、司会の有吉弘行さん(49)と歌手の藤井フミヤ(61)が二人で『白い雲のように』を歌唱することなどにも『なぜ?』という声が上がっていますね。藤井さんが曲を作ったという経緯はもちろんありますが、それならば藤井さんが一人でカバーする方が、音楽的にも番組の質的にも成立します。『目玉なし』と評される紅白の目玉を作るために、なりふり構ってられないというNHK側の本音が透けて見えますが、いつから歌手が本業ではない人たちのカラオケ大会みたいになってしまったのか……。NHKが自ら紅白の価値と敷居を下げてしまっている印象です」(同) 白組トリを福山雅治(54)、紅組トリをMISIA(45)が務めるとも報じられているが、この2人による最終歌唱は4年連続4回目のマンネリ感も拭えない。いよいよ打つ手も引き出しも枯渇してきた、紅白が陥落する日も近いかもしれない。