今年度内にＮＨＫを退局し、フリーアナウンサーに転身することが明らかになった武田真一アナ（５５）が、４月スタートの日本テレビ系新番組「ＤａｙＤａｙ．」（月～金曜・前９時）のＭＣを務めることが３０日、分かった。すでにＭＣとして発表済みの南海キャンディーズ・山里亮太（４５）、進行役の日本テレビの黒田みゆアナ（２４）との３人体制で臨む。 【写真】武田アナ、日テレ生出演でＮＨＫ禁断のセリフ 　安定したアナウンス力とさわやかな人柄で、「ＮＨＫの顔」として名をはせた武田アナが、「日テレの朝の顔」に軽やかに転身を遂げる。今春終了する「スッキリ」「バゲット」の後継番組としてスタートする「ＤａｙＤａｙ．」は、エンターテインメントや世間のトレンドのほか、ニュースや身近な問題までを幅広く取り扱うトークショー。武田アナはニュースや災害報道だけでなく、１６年にはＮＨＫ紅白歌合戦の司会も務めるなど、さまざまなジャンルで場数を踏んできただけに、勝負の朝を託す存在として白羽の矢が立ったようだ。これまでＮＨＫ退局後、日テレの番組でレギュラーを務めたのは「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」の有働由美子アナ（５３）らがいる。 　放送関係者によると、日テレの平日朝帯の大改革は、視聴環境の変化や多様化するニーズに対応することが狙い。「ＺＩＰ！」（月～金曜・前５時５０分）の放送時間を１時間繰り下げて始まる「ＤａｙＤａｙ．」では、視聴者の声をリアルタイムで反映しながらトークするという新しい試みにもチャレンジするという。武田アナの退局時期などは未定だが、トークの切れ味鋭い山里との融合で、日テレの朝に新しい風を吹かせそうだ。 　◆武田　真一（たけた・しんいち）１９６７年９月１５日、熊本県生まれ。５５歳。筑波大を経て、９０年にＮＨＫ入局。熊本や松山、沖縄放送局の勤務を経験し、報道畑を歩み「ＮＨＫニュース７」「クローズアップ現代＋」などのメインキャスターを務めた。１７年には局次長級のエグゼクティブ・アナウンサーに昇格。現在は大阪放送局に勤務しており「ニュース　きん５時」を担当。