テレビ70年、懐かし番組集合 NHKが特別サイト
テレビ70年、懐かし番組集合 NHKが特別サイト
テレビ放送開始70年を前に公開されたNHKの特設サイト
来年2月にテレビ放送開始70年の節目を迎えるのを前に、NHKが特設サイトを公開している。過去の番組を短い動画で紹介しているほか、テレビ草創期から活躍を続ける黒柳徹子さんや伊東四朗さんが放送について語った特別インタビュー、テレビ界の動きや世相を紹介した年表などで構成。NHKの番組を通じ、日本のテレビの歩みをつづった貴重な記録となっている。 NHKの林理恵メディア総局長は6月の定例会見で、「懐かしい番組にもう一度触れていただくほか、番組内容や出演者などの詳細情報も確認できるサイトになった」とPRした。 公開にあたり、昭和28年2月1日の放送開始から約2万5千日分の番組記録、アーカイブスに保存されている100万本の番組を初めて網羅的に調査。ほぼすべてのレギュラー番組と主な特集番組を紹介するサイトを作った。 ドラマ、クイズ・バラエティー、ニュースといったジャンルごとに番組を探すこともでき、大河ドラマ第1作の「花の生涯」(38年)、連続テレビ小説第1作の「娘と私」(36年)の短い動画を見ることができる。 「年別・テレビ放送史」と題した特集では、年表形式でテレビ界の動向などを掲載。各年をクリックすると、さらに詳しく当時の放送事情についての説明がある。例えば、テレビ放送が始まった28年には、NHKにカメラが5台しかなかったエピソードを紹介。初めてのテレビニュースの動画も視聴できる。 特別インタビューでは、黒柳さんは初めてテレビで司会を担当したときの思い出などを、伊東さんは初出演時の大失敗や、代表作の一つである連続テレビ小説「おしん」で主人公の父親役を演じた思い出などを語っている。(森本昌彦)