体操NHK杯チケット、カラ予約1600枚…同一人物名義で決済されず2階席の大半が空席に
体操NHK杯チケット、カラ予約1600枚…同一人物名義で決済されず2階席の大半が空席に
15日に行われた体操・NHK杯の会場
15日に閉幕した体操・NHK杯(東京体育館)の観戦チケットをめぐって、計約1600枚の同一人物名義の購入予約が決済されなかったことが、日本体操協会関係者への取材でわかった。同協会は被害届の提出を見送っているものの、悪質な迷惑行為として警視庁に相談したという。
チケット購入はインターネットで予約し、期日までに決済する仕組み。関係者によると、女子競技の14日、男子の15日で各1400枚の販売を予定し、15日について2階席が予約完売となったため、3階席を追加販売した。しかし、2階席の大半は決済されず空席となり、急きょ3階席購入者の一部を2階席へ振り替えるなど、同協会が対応に追われた。新型コロナウイルス対策で、当日の窓口販売は予定していなかった。
申し込みの履歴を調べたところ、同一人物名義で、決済期日を過ぎると再び予約する行為が繰り返されており、14日分は約600枚、15日分は約1000枚が押さえられていた。同協会では、個人で予約できるチケットの枚数を制限するなど再発防止策を取る方針だ。