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4K前倒し、世界での戦いに勝てるか 技術力向上めざす

朝日新聞デジタル 2014年8月26日08時14分

きめ細かな映像の「4K放送」で、BSでの試験放送が2016年に始まる方向となった。4年も前倒しする背景には、次世代テレビ関連の国際競争の激化がある。狙うのは、競争に打ち勝ち、電機メーカーも含めた日本の存在感を高めることだ。

BSでの4K試験放送の16年前倒しは、総務省が29日にも発表する見通しだ。20年の東京五輪までに4Kや8K放送を普及させ、大会の中継などを多くの家庭で楽しめる姿を目指す。

4K放送の開始時期の発表は韓国や米国、英国、フランスなど海外でも相次いでいる。韓国では今年6月に衛星放送の4Kチャンネルが開局し、年内にも本放送を始める予定だ。欧州を拠点とする衛星運営会社もすでに欧州や北米、中米向けに4Kの試験放送をスタートし、15年には商用サービスを始める見込みという。

関係者によると、4K放送技術の国際的な見本市などでの「ジャパン・ブランド」の印象は弱いという。総務省は、4Kの放送の準備が立ち遅れているためだとみている。

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